【新唐人2016年3月18日】
広東省汕頭(スワトウ)市、貴嶼(きしょ)鎮、華美村の村民らは、ゴミ焼却発電所建設に反対し、四日連続で当局に対し請願とデモを行い、抗議する民衆は一万人に達しました。「電子機器ゴミの都」と言われるこの村では大勢がガンで死亡しました。
3月8日、汕頭市政府が華美村で大型ゴミ焼却発電所の建設を発表した後、不満を持った村民らが鎮政府に抗議を行いました。当ゴミ焼却発電所は本来金灶(きんそう)鎮でしたが、地元の民衆に反対されたため、建設地が華美村に変更されました。
華美村村民 陳氏
「鎮全体の人口は十数万人で、人口密集地です。ゴミ焼却はダメだ。誰も同意しない。華美村だけでも2万人いる。11日の抗議では1〜2千人。数日前、鎮政府委員書記が暫時的に中止すると返事しました」
元々農民だった村民たちは、政府に全て土地を売却され、電子機器不用品の回収業を始めました。それも去年、政府が区域管理を開始して殆どが廃業しました。生活はまたもや大変になったと村民が嘆きました。
華美村村民 陳氏
「皆は自宅で作業をしていたが、昨年から統一して指定場所に全員集まって作業をする。賃貸料、クリーニング代、管理費など年間数万元がかかる。採算が合わず8割は廃業した。今は貯金を崩しての生活だ。一部の人は出稼ぎに出ました」
記者は16日に鎮政府と華美村に電話取材を試みましたが共に留守でした。貴嶼鎮ではかつて電子機器廃品回収業に従事する世帯は5千戸、従業員は10万人を越えていました。しかし20年以上の環境汚染で発ガン村になったのです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/03/16/a1257949.html(中国語)
(翻訳/王大同 ナレーター/金丸 映像編集/李)